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マーマレードを塗ったくり、なんの役にもたたぬことを考えつき続けている


by shimamelon
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演歌の中でホッケ定食

子供の時の不思議を思い出した。
私は、子供の頃テレビが苦手だった。ことにドラマ。でもたまに見ると理解してないなりの楽しみ方をしていた、と思う。
たとえば、過去を思い出すといいながら過去の場面が映し出されるってう技法、技法?には「テレビって便利だなー」と思った。手紙を読みながら、書き手が(たとえ死んでても)その手紙を読み上げることにも、便利だけど、ただ読めばいいと思っていた。子供はバカだ、いや、私がバカだ。
あとね。男性が「あたし」とか「女の心」みたいなのを歌ってるのが理解できなかった。なんで?と。その疑問についてはずっと忘れていたけど、この前初めてはいった定食屋(居酒屋の昼)が、どこでどう年とるとこういう場末感がでるのか、声しゃがれてて首から金のネックレスが見えて。そこには演歌の有線(たぶん)が流れていて、なんかきいたことない歌ばっかり。「親子という名の女と女、あなたはお母さん」みたいな。そこで感じたのは、
演歌では男女の役割がはっきりしてる。
 例)「さよなら言うのは男の役目、ちゃんとしなさい、あなた」
演歌は繰り返しが多い。
 例)「もういいのよ、あなた。未練はないわ、あなた。」
ウロオボエだな。

で、昔は社会での男女の役割が大層はっきりしていて、それはつまり恋愛感情で女性に訴えかけたほうがいい時代だったんだろう。
今は、男女の役割とか言うと風当たりが強いし、まぁあまり興味持つ人もいなくなったから、「おれが」「あたしが」みたいな歌が一般的になったんだろう、「本当の自分」ムーブメントもあったしな。が、しかし、役割はまだ厳然とある(たぶんなくならない)ので、そこらへんを演歌がひきうけてて、あーゆー居酒屋で流れてるのかもしれない。
by shimamelon | 2006-02-07 17:09 | 部員日誌